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や企業が環境間題、都市間題、教育間題、医療間題、老人間題などとも連動させて、複眼的思考のもとにこれをバックアップできるかどうかにかかっています。
里山での活動によって市民や老人達の健康が増進すれば、行政の医療負担が軽減することになり、また、市民の自然や環境に対する認識が深まれば、ライフスタイルの見直しによりゴミ総量が減少して、行政の処理負担は大幅に軽減することになります。さらに、里山での自然活動の中から生まれてくる連帯心や、創造性のある個性ゆたかな人格形成によって、地球環境危機や老齢化社会に対応できる人づくりにもつながります。「いじめ」「非行」などの教育問題はもちろんのこと、大人社会における社会病理的問題も、相当に解消するものと考えられます。

 

 

 

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